魂の酒、秘伝の技 〜杜氏・農口尚彦

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    JUGEMテーマ:日本酒


    NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」、
    今夜の出演者は日本酒好きなら一度は聞いたことがある名杜氏、
    あの山廃造りの名匠・農口尚彦氏の登場でした。

    農口尚彦

    農口氏は昭和24年に18歳で酒造りの世界には入り、
    静岡県、三重県の蔵を渡り歩いて腕を磨いた。
    酒造りに自信を付けて昭和38年に石川県「菊姫」に杜氏として入る。
    しかし、その自信は粉々に砕かれた。

    「こんな薄い酒は飲めたもんじゃない」と、
    当時は淡麗な酒を造っていた農口の酒を、北陸の飲み手に根底から否定された。

    農口尚彦

    柳辰雄社長から
    「うちの酒はこれからますます旨くなります」
    期待をかけられ、全幅の信頼を寄せられた。
    絶対にその心に応える。
    日本一の酒を造る。
    そうやって決意し、「菊姫」を36年間勤め上げ、
    名実共に「菊姫」を日本一の吟醸蔵に成長させた。
    「菊姫」を定年退職後は請われて現在の鹿野酒造に入る。



    そして弱小酒蔵だった鹿野酒造を名酒蔵に押し上げる。
    今では銘酒「常きげん」を知らない人はいない人は少ないだろう。

    北陸の吟醸酒が「菊姫」をお手本にしてきたこともあり、
    能登杜氏には農口氏の影響を受けた人が少なくない。
    (「開運」の波瀬杜氏さえ、農口氏に示唆を受けている)


    品温管理を徹底し、しっかりと培地をつくった上で酵母を繁殖させる。
    強い酵母をつくることが今も農口氏の基本である。

    そして農口氏は熟成を重視する。
    「濃厚な旨みがありながら切れがよく、割り水しても燗冷ましにしても味が崩れない強い酒」
    というのが農口氏の理想であり、そのためには日本酒本来の熟成が不可欠だという。

    「菊姫」にいた頃は純米吟醸を商品化していなかったが、
    農口氏が純米吟醸を手がければこれ程の酒が造れるということを世に知らしめた。
    それほどの名匠でありながら酒造りに対する姿勢は実に誠実で謙虚だ。

    農口尚彦

    酒造り61年。

    「生き様が酒にあらわれる」
    仕事を極めるその顔は、実にいい顔をしている。

    自分の仕事に信念を持ち、誇りを持つ。
    今の時代、いや増して大切なことではないだろうか。

    この笑顔。
    何となく前任の「1号車のおっちゃん」、Nさんに似ている。(^_^)

    自分の仕事に責任を持ち、自信を持つ。
    こういう風に歳を取りたいものです。

    コメント
    勉強になりましたー(笑
    • じゅずじ
    • 2017/01/26 7:51 AM
    じゅずじさん>
    どういたしまして。
    ほとんど放置状態のブログにコメントしていただいてありがとうございます。(笑)
    • あらいぶ
    • 2017/02/05 11:06 AM
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