「こころコンサート」〜コバケンとその仲間たちスペシャル2010〜

0
    JUGEMテーマ:音楽


    音楽って何だろう?
    オーケストラって何だろう?


    そんな問いかけで始まったひとつのオーケストラができるまでの道のり。
    昨晩、放送された番組です。

    小林研一郎さんが、新たな音楽の可能性を拓いた。
    3月7日、渋谷のNHKホールで、
    視覚障害、自閉症、知的障害などの障害のある31人の演奏家を加えた
    約150人の特別オーケストラでコンサートを開いた。
    それまでの6ヶ月のドラマ。



    指揮者:小林研一郎さん、通称:コバケンは5年前、
    プロとアマの演奏家たちとオーケストラを結成。
    障害のある人たちを招待するコンサートをボランティアで行ってきた。
    今回はそのコンサートに公募で選んだ演奏家たちが加わった。

    指揮棒が見えないひとや、指示が伝わりにくいなど、
    音楽のレベルも障害も様々。
    越えるべき壁はいくつもあった。
    でも音楽が好きな気持ちはみんな一緒。



    自閉症で集中力が続かないバイオリンの井出さん。
    6歳のときに知的障害自閉症の診断を受けた。
    言葉にできない思いを音楽で表現することはできないか。
    母親の薦めで始めたバイオリン。
    高校では仲間から一目置かれる存在だった。
    就職も決まって勤め初めて数ヶ月。
    同僚の、「あの子、変」という言葉が彼の耳に入る。
    以来、心を閉ざすようになった。



    練習中もそわそわしたり、いきなり会場から出ていったり、
    あくびをしたりと、集中力が続かない。



    しかし本番は目がキラキラと輝いて別人のようだ。
    終了まで集中力が切れることはなかった。



    トロンボーン・鈴木加奈子さん。
    彼女がトロンボーンを始めたのは高校生のとき。
    当時は弱視で、楽譜も読むことができた。
    音大に進み成績はトップクラス。
    オーケストラ奏者になる夢を抱いていた。

    ところが大学4年生とき視力はさらに悪化。
    完全に見えなくなる恐怖と一人で戦っていた。
    大学卒業直後、ついに視力を失いオーケストラの夢をあきらめた。
    付き添ってくれる家族に迷惑をかけたくないと外出を控えるようになり、
    自分の本当の気持ちを表に出すことがなくなった。
    それを変えてくれたのが盲導犬ナンシーとの出逢いだった。



    以来、一人で外出できるようになり、心が解き放たれたように感じた。
    オーケストラ団員を募集していることを聞き、
    ナンシーと一緒だったらできるかもしれない。
    オーケストラで演奏した経験はないけれど、勇気を出して応募した。



    ソリストはその存在を主張しなければいけない。
    それは彼女が今まで避けてきた道。
    自分との戦いだった。

    歌劇「トゥーランドット」から「誰も寝てはならぬ」プッチーニ作曲。



    感動しました。
    自然と涙が溢れてきました。



    「苦しみの先にはパラダイスが待っているよ」と
    コバケンさんが声をかけてくれた。
    そして本当にパラダイスはあった―――。



    知的障害のあるクラリネットの棚橋健太郎さん。
    母・和子さんと共にこのコンサートを目指してきた。



    棚橋和子さんが健太郎さんを授かったのは33歳のとき。
    待ちに待った初めての子どもだった。
    健太郎さんが7ヶ月のとき、障害があるのでは?と気付く。
    以来37年、健太郎さんを中心とした人生を送ってきた。

    可能性を広げてあげたいと、水泳や絵画の教室に通わせたり旅行に連れて行ったり、
    親子でいろんな経験を積んできた。
    その中で健太郎さんが一番興味を抱いたのが音楽の世界だった。
    得意の音楽で、息子に晴れ舞台をあじあわせてあげたい。
    そして和子さんはオーケストラの公募に申し込んだ。



    お母さんの笑顔が好き。
    もっと上手に吹けるように頑張る。
    その姿は純粋だ。


    音楽を中心にみんなが心をひとつにしたコバケンと仲間たちは、
    聴衆を大きな感動で包み込んだ。


    参加者一人ひとりにドラマがあった。
    みんながそれぞれの、自分の人生と向き合った。



    障害者だから仕方がないというような演奏はしたくない―――。

    練習は、ただするだけじゃなくて、
    (彼女に)なにがいま必要なものか、聴衆のためになにをどうやって聴かせるのか、
    聴衆はどういう形で存在するのかと言うところまで・・・・、
    こう・・・三次元の世界ですよね、
    思いをはせていってもらいたいと思います。
    何かを紡ぎ出して自分を造っていってくれることを祈りますね。




    演奏者に対して言ったコバケンさんの言葉です。
    これはプロアマ問わず、人前で演奏するには大切なことだと思います。
    以前、ボクが一緒にやっていたバンドには、残念ながらこれがなかった。
    まぁ、僕らのやっていたのは、底辺のそのまた末端の、
    音楽とも呼べないようなレベルですけど。(笑)
    でも、例えアマチュアであっても、それがどんな音楽であっても、
    人前で演奏するにはそれなりの心構えと準備が必要なんですよね。



    音楽に健常者と障害者の垣根なんてない。
    とにかく音楽が大好きでひとつの目標に向かってみんなで創り上げる。

    音楽は人生そのものでした。




    「こころコンサート」 3月7日の本番のもようは、
    5月29日 午前10:00〜11:20 BS2にて放送されます。

    コメント
    はじめまして!

    私も、先日の「こころコンサート」を聴きに伺いました!

    演奏する方々と会場の方の一体感があって
    とても素晴らしいコンサートでしたね〜!

    5月3日(祝・月)と5月29日に
    関連番組があるとのお葉書を頂きましたので
    ぜひ、ツイッターで皆様にご紹介しようと想っています。

    是非とも、その際にあいらぶさまのぶろぐをご紹介させて下さい!

    よろしくお願いいたします!
    ■風待人さん
    コメント、どうもありがとう。

    こころコンサート、生で聴けたんですか?
    良かったですねぇ。
    29日のコンサートの放送が楽しみです。

    ほんと、音楽っていいですね。
    • あらいぶ
    • 2010/05/02 10:06 PM
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << May 2017 >>

    青森県の天気

    今夜の月

    お月様をクリックしてみて

    あらいぶの本棚

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recent trackback

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    recommend

    きみの友だち (新潮文庫)
    きみの友だち (新潮文庫) (JUGEMレビュー »)
    重松 清
    「友だち」って何?
    本当の「友だち」って。
    心にしみる良書です。

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM