評価:
東野 圭吾
講談社
¥ 1,785
(2013-09-13)
コメント:加賀恭一郎シリーズの最新作になります。亡くなった恭一郎の母が今回の事件に関わってきます。本庁の一課からなぜ日本橋暑に移動になったのかも、今回の物語の中で明らかになります。あっと驚くトリックなどはないですが、今までの加賀恭一郎シリーズがここに導くためのものだったのかも?ほんとに東野さんの頭脳に感服いたします。

悲劇なんかじゃない
  これがわたしの人生


東野圭吾、
全身全霊の挑戦!


夢を叶え成功を納めた演劇舞台脚本家。
彼女を訪ねた中学時代の同級生が腐乱した変死体で男性が住むアパートで発見された。
しかしそのアパートの男性は行方不明。

同じ頃新小岩の河川敷でホームレスの絞殺死体が発見さる。
一見無関係と思われた事件が、
数年前に仙台で孤独死した恭一郎の母親の遺品でつながってくる。

なぜ、恭一郎の母親が事件に関わっているのか・・・・。




加賀恭一郎シリーズの最新作になります。

加賀恭一郎の母親が仙台で孤独に亡くなったのは以前のシリーズで出てましたが、
その亡くなった恭一郎の母が今回の事件に関わってきます。

なぜ恭一郎は本庁の一課から日本橋暑に移動になったのか。
母親はなぜひとり家を飛び出し、仙台で亡くなったのか。
本書の中で明らかになります。

あっと驚くトリックではないですが、
今までの加賀恭一郎シリーズがここに導くためのものだったのかも?
と思うと東野さんのストーリーテラーとしての頭脳にほんとに感服いたします。
多くを書くとネタをばらしちゃうから、まずは呼んでみてください。(笑)

最近の東野作品の傾向でしょうか。
今回も家族がテーマになっています。

限りなく☆5個に近い秀作でした。



JUGEMテーマ:読書
 

評価:
宮部 みゆき
PHP研究所
¥ 1,785
(2013-02-27)
コメント:宮部さんの時代劇もの。今回はあやかしや不思議な能力などはでてきませんが、時代物のミステリーとも言えなくなもない。やっぱ、宮部さんの時代物はいい!


かなり久しぶりの宮部みゆきさんのお江戸もの。

待ってましたっ!
 て感じです。(笑)


今回は今までの「お江戸もの」のように、
幽霊や不思議な能力のような、あやかしはありませんでした。
でも、やっぱお江戸ものは宮部さんの真骨頂ですね。
読んでいて惚れ惚れします。


【ストーリー】
舞台はやはり江戸深川。
主人公は、22歳の古橋笙之介。
上総国搗根藩で小納戸役を仰せつかる古橋家の次男坊。
大好きだった父が賄賂を受け取った疑いをかけられて自刃。
兄が蟄居の身となったため、江戸へやって来た笙之介は、父の汚名をそそぎたい、という思いを胸に秘め、深川の富勘長屋に住み、写本の仕事で生計をたてながら事件の真相究明にあたる。
父の自刃には搗根藩の御家騒動がからんでいた。
ミステリアスな事件が次々と起きるなか、傷ついた笙之介は思いを遂げることができるのか。
「家族は万能薬ではありません」と語る著者が用意した思いがけない結末とは。
厳しい現実を心の奥底にしまい、貸本屋・治兵衛が持ってきたくれた仕事に目を開かれ、「桜の精」との淡い恋にやきもきする笙之介の姿が微笑ましく、思わず応援したくなる人も多いはず。
人生の切なさ、ほろ苦さ、そして長屋の人々の温かさが心に沁みる物語。
(Amazonより)



ほとんど☆5個に近いんですが、
僕の大好きな幽霊ものではなかったと言うことでマイナス0.5ポイント。(笑)

あやかし物ではないと言うことでは、
今までにない試みなので宮部さんも大変だったかも。
あやかしでない分、ますますその表現が生きてました。

ほんとに宮部さんって、
どうしてこうも心の中の動きや葛藤を、
すてきな言葉で語れるんだろうとつくづく感心します。

笙之介と和香との恋の行方に、ついつい応援してしまいます。
時節柄?出場人物を「空飛ぶ広報室」のコンビ、
笙之介を綾野剛さん、和香を新垣結衣ちゃんのイメージで読んでました。(^^)


今回は「怖い物」や「幽霊」が嫌いな人でも安心して読めるので、
ぜひぜひご一読ください。

宮部さん、最高っ!


JUGEMテーマ:読書
 

評価:
東野 圭吾
PHP研究所
¥ 1,680
(2013-04-18)
コメント:そういうアプローチできましたか、って感じです。(笑)

東野圭吾さんの最新作。

タイトルが妖しい。
夢幻花だなんて・・・。(笑)

アサガオに黄色い花はありません。しかし江戸時代には存在したのです。
ではなぜ今は存在しないのか。人工的に蘇らせることは不可能なのか。
そのように考えていくと、徐々にミステリの香りが立ち上ってきました。
                            ――――東野圭吾

「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と著者が語る会心作!
だそうである。(笑)
まぁ、毎回オビの文句はすごいんだけどね。


【概略】
毎年、七夕の頃に家族そろって台東区入谷の朝顔市にでかけ、
2時間ほど見て回ってから鰻を食べるというのが恒例だった。
日頃から家族の中で疎外感を感じていた中学2年の蒲生蒼太は、
新しい靴で指の皮がむけ、それを理由に家族とは離れて休んでいた。
そこで同年代の少女・伊庭孝美と出会い恋に落ちた。
しかし、それもつかの間。
父親に勉学を優先しろと言われ、孝美も急にもう会うのをやめようという。
それから一切、孝美とは連絡が取れなくなった。

それから数年が過ぎ・・・・


次期オリンピック候補と目されながらも水泳をやめてしまった秋山梨乃。
家族と距離を置いた生活のなか、突然いとこの尚人が自殺したと連絡を受ける。
葬儀をこなし、誰も心当たりがない死を不可解に思いながら、
久しぶりにあった祖父に懐かしさと安心感を覚える。

葬儀が落ち着いてから祖父の自宅を訪ねた梨乃は、
祖父の趣味である数え切れないほどの花をブログで紹介しようと提案し、
月に何度となく行き来をするようになった。
しかし数ヶ月後、今度は祖父が何者かによって殺された。

捜査は暗礁に乗り上げお宮入りの雰囲気の中、
ただ一人、早瀬刑事だけは黄色い花が関わっているのではないかと考える。
独自に捜査を進める中で、警察庁の蒲生要介(蒼太の兄)という男が、
捜査の裏で黄色い花を追いかけていることを知る。

ひょんな事から出会った蒼太と秋山梨乃も、
独自に事件を追いかける中で黄色い朝顔の存在を突き止める。

果たして黄色い花とは何なのか?
それがどういう風に事件に関わっているのか?


ちょっと意外な方向からのアプローチでした。
正直、そういう風に来たかって感じです。
いろいろと考えるもんです。

かなり朝顔のことも調べ上げたんでしょうね。
それをうまい具合にミリテリーとして練り上げていく。

冒頭のふたつのエピソードが、最後の最後で関係性が明らかになるなど、
書き方も工夫されているようです。

作品の善し悪しは読者の好みにも依るでしょうが、
いろんな方向に勉強をしてチャレンジをしていく姿勢は大したものです。

ラストはちょっと爽やかすぎないか?(笑)
でも、そういう若さってうらやましいなぁと思ってしまう年頃のおっちゃんです。(^^;)


JUGEMテーマ:読書
 

以前このブログでも紹介した本。

「ある少女にまつわる殺人の告白」が、文庫本になりました。




それに伴って紹介のオビも新しくなり、
そのオビにちっちゃいけど僕の紹介文が・・・。



分かりますか〜?
オビの裏っかわの何人もいる中のほんの一文ですが・・・・。

なになに?
小さすぎて見えない?(笑)

拡大して見ると、



赤線のここです。

見えるかなぁ〜(笑)


ま、笑いはこのくらいにして、
本当におもしろくて興味深い本でした。
子どもたちを救いたいのに救えない児童相談所の実態。

ラストもショッキングですが、
それ以上に指導相談所のやりきれない実態が重くのしかかる。

子どもたちのこと。
もっとちゃんと考えよう。
そういう気持ちになります。


JUGEMテーマ:読書
 

評価:
山本 幸久
集英社
¥ 1,575
(2009-08-26)

きょう、やっと床屋さんへ行ってきて、サッパリしました。(^O^)


若い頃はちょっと長くても気にならなかったのに、
いまじゃ耳にかかってくると煩わしくてしょうがない。

かなり薄くなったし、いっそスキンヘッドにするか〜?
だけど、まだそこまで思い切れないんだよね。(笑)
頭の形が悪いからさぁ、などと言い訳したりして。

1〜2ヶ月に1回はお世話になっている床屋さん。

てるてる坊主のような、実に無防備な格好にされて、
ハサミやカミソリをあててもらっているという、
考えてみればかなり危険な状況なのに、
本当に信用して身をゆだねている不思議な時間。

さて、そんな床屋さんを舞台にした連作短篇8話が1冊になった。


宍倉勲は20代半ばで父が興した会社を引き継いだが、
石油ショックなどもあり、15年後にあえなく倒産させてしまった。
罪悪感をぬぐえないまま再就職し定年まで働き退職。
そして人生の定年を迎えようとしているそんな父の背中を見ていた娘。
家で、会社で、時には一緒の床屋さんで。
何気ない会話が、父から娘に伝えられたものとは・・・・。


いや〜、実に面白い!
しょっぱなから笑ってしまいました。

なんでしょうね。
実に文章にリズムがあって、表現が上手くて、
軽い感じだけどちょっとジーンとくるところもあって。

好きな作家さんが、またひとり増えました。(^o^)



JUGEMテーマ:読書
 


Calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

青森県の天気

あらいぶの本棚

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Comment

  • 数年ぶりの「鶴の舞橋」
    あらいぶ
  • 数年ぶりの「鶴の舞橋」
    じゅずじ
  • 初心に戻ろう!!
    あらいぶ
  • 初心に戻ろう!!
    じゅずじ
  • 魂の酒、秘伝の技 〜杜氏・農口尚彦
    あらいぶ
  • 魂の酒、秘伝の技 〜杜氏・農口尚彦
    じゅずじ
  • 「ポケット」 whiteeeen   いい曲だなぁ
    あらいぶ
  • 「ポケット」 whiteeeen   いい曲だなぁ
    じゅずじ
  • 思い出のカメラ 「ペンタックス Z-1p」
    あらいぶ
  • 思い出のカメラ 「ペンタックス Z-1p」
    AT

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM